「ワクワク減災力」2日目。
避難所キャンプも終わりに近づき、参加された子供たちが今回の体験を通して感じたことの発表会と、11時からは、体感型防災ゲームも開催しました。
10月7日(日)
起床時間は朝の6時。
就寝前の突然の防災訓練や、お友達との楽しい時間もあり、ドキドキワクワクの一夜を共にしたこどもたち。眠気が抜けない方も多かったのではないでしょうか?
みんなでごとごと準備をし、最後の朝食 「いただきます」
段ボールで作った仕切りもお片付け。
だんだん片付いていく避難所に、少し名残惜しさを感じます。
しかし、避難所キャンプはまだ終わらないのです。
参加された子供たちのご家族がお迎えに来るころに行う発表会に向けての準備が始まりました。キャンプで体験したいろんなことを、各班に分かれてまとめていきます。
会場の準備や発表の練習。
あっという間に発表会の本番がやってきました。
実際に避難所で起こりうるさまざまな問題を、演劇などを通じて具体的に解決策を考えた2日間。
集団生活の中でプライベートを確保するための仕切りづくりや、生活には欠かせない火起こし体験、ペットの避難について、耳の聞こえない人や文化の違う方たちとどうやってコミュニケーションをとるのかなど、さまざまな問題を乗り越えてきた子供たちはきっと、これからの地域を支える力と繋がっていくでしょう。
そして、発表会の終わりとともに、新たなイベント「体感型防災ゲーム」が始まりました。
こちらもコンテンツが盛りだくさん!その中から3つをご紹介。
1つ目。「ロープの結び方」
ロープ結びの達人から学びます。「もやい結び」、「巻き結び」、「8の字結び」の3種類。津波が来ても流されないほど頑丈なのに、ほどくときは簡単。また、古新聞を束ねる時など、日常の中でも役に立ち、覚えておくととっても便利です。
2つ目。「災害伝言ダイヤル‘171’」
災害が発生し電話が通じにくくなったりと、連絡が取りづらくなったときに、伝言を残すことができる「災害伝言ダイヤル‘171’」。
しかし、伝言を伝えたい相手の連絡先を覚えていなければ伝えられません。
ここでは、大切なご家族の番号を再確認し、しっかりカードに書いて覚えます。
3つ目。「くらやみから逃げ出せ!!」
地震が起こった際、くらやみは突然やってきます。そう、停電です。
「体感型防災ゲーム」の最後を締めるのは、物が散乱している真っ暗な部屋の中から逃げ出す体験コーナー。
主催・シアターTACOGURAさんの力のこもったアトラクションです。
暗闇の中には、段差があったり、散乱した何かがたくさん落ちていて、部屋から出るまではなかなか大変です。
日ごろから、自宅のどこに何が置いてあるのかを意識すると同時に、家具固定などを行うことの大切さを感じました。
この他、未紹介のコンテンツはまだまだたくさんありますが、年々進化する防災キャンプ・防災ゲームに、是非来年もご参加くださいませ!