2018年7月の西日本豪雨、高知市でもすごい雨が降ったよね。
あの時、実は物部川も少し氾濫したんよ。雨が降り続いたら布師田や大津の小学校区は浸水の恐れがあったんよー。
なんてことを、とある下知のおんちゃんに話したら、
「でも鏡川は大丈夫やきね。下知は安全や。」とおんちゃんドヤ顔。
おんちゃん、98豪雨では大変やったでしょ!?そもそも2014年の大雨では鏡川も溢れる寸前やったやん。
岡山県の真備でも地元のおんちゃんが息子に説得に耳を貸さない間に危うく流されかかったんよ(https://news.yahoo.co.jp/feature/1097)
そんないごっそうなおんちゃんには、危ないという証拠を見せることが大切。
自分が留学生の避難のために使ってみた、Yahooの便利なサービスを紹介しちゃろうと思います。
あの日、物部川の川沿いにある学生寮の学生から「川の水がやばい。」と連絡が入ったんよね。写真を送ってもらうと
これはやばいね。今すぐ避難してね。
でもそれを、学生や大学のえらい人にどう伝えるか。そこで使ったのが Yahoo!天気・災害の河川水位情報(https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/river/)。
googleかyahooの検索エンジンで「Yahoo 水位」で検索すると出てくるきね。
このサービスの便利なところは、日本地図上にたくさんの河川名が吹き出しで表示されてい、スマホ画面から手でスクロールすると自分の最寄りの河川の状況が一眼でわかること。こんな風に
この時、物部川は土佐山田の方ですでに氾濫していたから、不吉な感じの紫色で表示されてたんよね。そして、大学寮の近くの深淵(無堤)という場所は4.25mの氾濫危険水域を超えて、いつ溢れ出してもおかしくない状況なのがわかって、すぐに大学に連絡(汗)
このサービスの便利なのは、河川が氾濫した時の想定氾濫水位まで地図上ではっきりとわかること。しかも最寄りの避難場所も表示してくれるし、本当に便利やったよ。
その結果、物部キャンパスの学生には大学から避難指示して、不安がっていた留学生は朝倉キャンパスの一室に2泊3日で避難してもらうことに。
しかも、このサービスの便利なのは、今後の水位の変化予測まできっちり出してくれること、留学生に「なぜまだ帰ってはダメなのか」を説明するのにとても便利やった。ここまで分かりやすいと、いごっそうなおんちゃんも説得できそうやろ(笑)
※水位予測が下降傾向でも油断しないこと。避難は車の運転と一緒で、「(大丈夫)だろう。」より「(危険)かもしれない。」で考えないといかんきね。
高知市からのエリアメールも届くけれど、どうしてもタイムラグがあって、Yahoo水位のようなインターネットサービスの方が情報が早い場合も多いみたい。自分の生命を守るためにはいろんなサービスにアンテナを張って、どこかのサービスで危険情報が流れたらすぐに避難するのも大切やね。災害時は5分、10分の差が生命を守るからね。
今回使ってみて、本当に Yahoo水位は「神」サービスやと思ったね。
インターネットの進歩は目覚ましいから、みんなもぜひ使ってみて!
ただ、Yahoo水位では鏡川や物部川だけでなく、江の口川みたいな中くらいの」川の情報もわかるけれど、さすがに高知に多い水路や谷川の氾濫はわからない。あと、排水溝からの逆流なんかもわからないは仕方がない。
今回の西日本豪雨でもこれら大中河川以外からの多かったみたいだから、近くの川がYahoo水位で問題ないからといって安心していると思わぬ浸水被害にあうかも。やっぱり大切なのは自分の目でも確かめること、そして何より、転ばぬ先の早めの避難やね。