2センチの極うす防災袋をつくってみた

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高知大学防災すけっと隊、山本です。今回は、もしものときに備えて普段から持ち歩く「厚さ2センチの防災ぶくろ」を作ってみました!!

お察しの通り、何より重視したのは“厚さ”です!笑

 

実は私たちは大学のサークル活動の一環として、小学校の体育館にて避難所体験キャンプを行いました!それも、11月下旬の寒い時期に、、、

 

災害時を想定した避難所体験ということで、やはり不自由な点はいくつかありました。例えば、ご飯が毎食似たようなメニューで飽きてしまったこと、スマートフォンの充電を自由にできなかったことなどがありました。

 

そして何と言っても最大の苦痛は“夜間の寒さ”です。私は底冷えする体育館に冷たい体操マットを敷き、たった1枚のひざ掛けを掛けて寝ようとしました

が、、、寒すぎて寝られたもんじゃない!!

正直11月の寒さを舐めていて、防寒対策をあまりしていませんでした。

その結果、結局寒すぎてその日は2時間ほどしか寝られませんでした。。。

 

秋でこの寒さなら、冬はどうなるのだろう!!

そしてこの寒さのなかもし本当に地震が起きたらどうなるのだろう、、、

 

私が現在住むアパートは建物が新しく、更に巨大地震の際も津波の心配はないため在宅避難の可能性の方が高い。

 

だけどもし出先で被災し、何時間・何日間も家に帰ることができない日が続いたら?

この寒さには耐えられない!

今回の経験を元に、普段から持ち歩く防災袋を作ることにしました!

 

とは言っても、最近私の普段の持ち物は結構重たい、、、

正直、これ以上持ち物を増やしたくないというのが本音です。

肩がこっちゃう。

そこで、最低限に必要なものを考えて吟味することにしました!

 

【いつもの持ち物】

最近は大学の図書館で籠城作業ができるよう、私のカバンの中は結構充実しています。

まずは、普段も使っていて役に立つし持っていると災害時にも安心!というものをご紹介します!

 

①モバイルバッテリー

スマートフォン用の持ち運び充電器です!

(これはお安いやつなので、充電できるのはおよそ一回分です。だけど日ごろから重宝しています!)

充電が少ない時でも、これがあればいつでも充電できて安心です。

 

②水

少しですが、いつも水を持ち歩きます。

(ボトルはインドネシアで買ったお土産です!!お気に入りだから持ち歩きたい。)

災害時は飲料水としてはもちろん、うがいをしたり手を洗ったりなどと、生活水としても使うことができます。

 

③歯ブラシ・コップ

災害時にはオーラルケアは口の健康だけでなく、身体の健康にも影響を及ぼします。

そして災害時云々、食後の歯磨きは大切なエチケットですね。

 

④ライト

普段は夜間の道を歩くときに使います。スマホにもライト機能はありますが、充電の減りが気になるしこっちの方が明るい!

ちなみにこのライトは100円ショップで買いました。単3電池1本で動きます!!優秀だ、、

 

⑤生理用品

やはり女性には必須ですね。普段からも必要だし、女性用品が手に入りにくい災害時に備えて、自分で用意しておくと安心できると思います!

まとめてみると、普段から持ち歩いているものの中にも、災害時にあれば安心なものが結構ある!!

みなさんのカバンの中はどうでしょうか??

 

【オリジナル防災袋を作ってみた!】
さて、ここでやっと本題!

普段から持ち歩いているものに加えて、非常時に備えて持ち歩くものを吟味しました!

重視したのは2点。「実用性」と、「持ち歩きやすさ」です!

とにかく重くてかさばるのは嫌!!でも役に立たなきゃ意味がない!

 

そこで今回、防災袋として使うのは「ジップロック」です。だってあれはペラッペラだから。笑

カバンの空きスペースに入れていても邪魔にならない!photo5.jpg

 

では、選ばれし中身のグッズをご紹介します!

 

①アルミシート

寒さ対策!!アルミシートは自分の体温を反射して体を温かく保ちます。

人は食べ物がなくてもしばらく平気。ですが寒さには耐えられません。

防寒対策は命を守る大切な対策の一つです。

 

②カイロ

これも寒さ対策!!寒いときは普段から使って、家に帰ったら補充する「回転備蓄」をしようと思います。

 

③メイク落としシート

出先で被災した場合、何日もお化粧を落とせないのは辛いですね。

あると役立つと思います!

④マスク

のどの乾燥や感染症を防ぐ!そして女性はお化粧してない顔を隠すことができますね。

 

⑤アルコール除菌シート

感染症予防に手をふくことができます。普段からも、持っておくと何かと使える場面は多いですよね!!

 

⑥絆創膏

災害時のみならず、持っておくと安心ですね!

怪我した人にあげることもできます!

そう、自分が備えていれば人の力になることもできる!

 

⑦ポケットティッシュ

これも普段から役立ちます!!

 

⑧保湿用品

冬場は特に乾燥が気になりますね、、

だけど、災害時はきっとそんなものは優先順位が下げられがち。

そこで私はニベアのクリームとリップクリームを持ち歩きます!

(リップは友達からお土産でもらいました!お気に入り!)

 

以上8点をジップロック(家にあったシールをペタペタ貼りました。)に入れました。

厚さは何と、驚きの2センチ!重さは大体A4ノート1冊分くらいです。これなら普段から持ち歩けそう!!

 

【まとめ】

改めて今回私が重視したのは、“災害時に役立つ(特に冬場)”、そして“持ち運びやすい”という2点です。

そしてその2点に加え、“普段からも使える”ということも意識しました。

 

いつ起こるかわからない地震だけに備えて不要なものを持ち歩くほど、私のカバンにキャパシティはありません。

多くの人がきっとそうではないでしょうか?

だからこそ、いつも使えて更に災害時も持っていると便利・役立つ・安心ということを踏まえてグッズを吟味しました!

 

ほとんど家にあったものだし、買ったものも100円ショップのものなのであまりお金はかかっていません。

だけど安心度はとても上がりました!!とくにカイロ!!

 

それから、自分なりの“持ち歩きたい”の定義を探すのもいいと思います!

“非常時に備えて持ち運ばなければならない”という若干ネガティブな感覚ではなく、好きだから、可愛いから、お気に入りだから、“持ち歩きたい!”、そんな気持ちで中身を考えると楽しいです!

季節が変わるごとに、中身を変えて工夫していきたいと思います!!

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